目次
ブックマーク
応援する
いいね!
コメント
シェア
通報

第2話 学校へ

たちまち賑わってきた学校。朝から避難訓練だ。


『避難訓練を始めます。』


『あれ?』


『何?どうしたの?』


『先生の持ってる出席表って白紙だったっけ?』


『あ!?本当だ!どうしてかな?避難訓練するからかな?』


話してると辺りが慌ただしくなる。傷だらけの警察官が一人入ってきた。


『何があった!?』


『昨日から記憶を失う人が多発して善悪がわからなくなって暴れてます。至急応援を…!』


『わかった。緊急事態なので避難訓練は一時中断したいですがよろしいですか?』


『わかりました。あれ!?出席表だったよな…。歴史の本だったか?まぁ、いいか。』


『先生のみ間違いじゃないですか?』


可笑しいな。二人見合わせて会話する。あれは出席表だった。歴史の本じゃない。可笑しい。


『可笑しいな。歴史の本って何が書いてありましたか?』


『鎌倉時代に源頼朝の名前がなかったりデタラメだ』


『昨日のニュースみたい!その血筋の人が言ってた。』


『え!?』


血筋の人からの言葉!?だったらニュースは嘘だよね…。



この作品に、最初のコメントを書いてみませんか?