『もう終わりか…。僕の記憶と引き換えにかの命を与えたまえ…!』
『さようなら…これで君とお別れだよ。生きて…』
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それから幾ら月日が流れただろうか…。今の二人は何処に…
『行ってきます。』
『いってらっしゃい。気をつけてね。』
朝から毎日日課のストレッチをして葉月は学校へ向かいます。
『可笑しいな…。眠れたはずなのになんだか体が硬いな。夢は見てないし…まぁ、大丈夫か』
『おはよう。昨日のニュース見た?空白の歴史だって…!?』
『空白の歴史?』
『うん。ニュースで織田信長とかの時代あるでしょ?あれがもしない時代があったらって言った人いるの』
『そうなんだ。なかったら織田信長ってどうしてわかったのかな?』
『わかんないね。』
『うん。』