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夜中の散歩
夜中の散歩
初心者
文芸・その他ノンジャンル
2025年01月26日
公開日
335字
完結済
暗い夜は、少し散歩したくなるものである。冷たい風を受けながら散歩をしようとする男。

夜中の散歩

 気が落ち着かん一人の男が、気晴らしに散歩に出ることにした。外は真っ暗だが、それもまた良いだろう。男はだらしない格好で座りっぱなしで、動こうとしない。ため息をついてから、男はやっと立ち上がる。

 玄関に着き、気持ちが高ぶっている男は、簡単に装着できるサンダルを身につける。男は冷たいドアに触れながら、ゆっくりと開ける。もうその瞬間、冷たく気持ちの良い風が肌に触れる。防寒具を着てくればよかったが、それほど問題ではないだろう。

 しかし、自棄に人が少ない。極端に言えば居ない。居ても、遠くに少し見えて、皆ここから去ろうとしているものばかりだった。その程度なのだ。男は少し不安感を抱いた。散歩を明日の朝にしたいという気持ちが過った。

「明日でいっか!」

そう言って男は、家の部屋に戻った。

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