目覚ましの音が鳴る前に
目を覚まし、もう一度考えた
本当に、これでいいのか
今日も、また、同じ一日が始まる
自分を縛りつけた時計を止め
決めた、自由を選んだ
終わりのない時間の中で
私は何をするのだろうか
静かな午後、部屋の中で
本を開くも、言葉が浮かばず
自由すぎる空間の中で
心がすり減っていく
思い描いていた光景は
夢のように美しかったのに
何もかも失っていく
孤独という影が、そっと忍び寄る
自由を得ることは
すべてを手放すことだった
今、振り返れば、
あの日々に戻りたくなることがある
「本当に、幸せだったのだろうか」
自由の果てに、ただひとり
答えのない問いが
胸の中で揺れている