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ヘタレSF創作に関する量子論
ヘタレSF創作に関する量子論
黒鯛の刺身
文芸・その他雑文・エッセイ
2025年01月25日
公開日
2,643字
完結済
自作のヘタレSF小説が読まれないために株取引に逃避したら、半導体の基礎を知ることが回避できず、結局は量子論を通ってSFのネタを得たというだけの話。
【当エッセイの製造過程の注意書き】
様々な方が書かれたネットの説明を読みまくって作りました。よって、私が考えた理論でないのはもとより、説明の方法も私がすべてを考案したものではないということを記しておきます。

第1話

 いやぁ~小説って読まれませんねぇ~(;^_^A

 読まれない作品がほとんどな世界線ですから仕方ないんですけどねぇ (´・ω・`)


 そんでもって、もちょいマシな小説を書くために、スペースオペラの設定を考えようとしたら、やっぱり難題なのは「光の速度」と「うらしま効果」がでかいんですわ。


 光は宇宙で一番早いのですが、星の宇宙をめぐるには遅すぎる。

 質量がマイナスになれば光の速度を超えるらしいのですが、光の速度を超えると時間が逆行するらしいのです。そして、質量がマイナスだと光より遅くは動けないらしいのです。

 使えね~www


 光の速度より宇宙が広がる速度が速いから、負の質量の物体はどこかにあるでしょうが、使い勝手がむつかしいようです。

 ちなみに負の物体を使っての空間跳躍には、一説には最低限として、木星一個分のエネルギーは余裕で必要なようですね ><。


 浦島効果のほうは、速度が上がっていくと時間の流れが遅くなるんです。さらに、質量が大きい場所にいても時間の速度が遅くなるのです!

 めんどくさっ Σ( ̄□ ̄|||)www


 ちなみに光の質量は0ですが、太陽の中にある光をエネルギー換算で質量に変換すると、月3個分の質量に匹敵するらしいです。

 ……なんのこっちゃ (´・ω:;.:...


 なんだかそんな仕組みを学習していたら頭がパァになったので、約30年続けている株式投資の世界へとひきこもる。

 だが、時代は最新の半導体を使ったAIの時代。

 結局、それら製品の製造するための基礎論理である量子論をかじるしかななくなったのです。


 量子論によれば、世界を構成する最小の物体は概ね量子。

 その存在は「確率」で表されることが多いようです。


 その量子理論をもとにすれば、「恣意的に未来の観測結果を変化させると、過去の測定結果を変更できる」みたいです (`・ω・´)ゞ

 つまり、歴史を書き換えることができないというわけではない、といった感じだそうです。


 そして、量子論が現す世界とは、それぞれの人間の選択の度に分岐し、宇宙は選択の数だけ存在するかもしれないそうです。

 謎な理論な気がしますが、そうなれば、もはや無限の数の世界があることになりますよね (;^_^A


 また、この宇宙がもし存在するなら、この世には11次元ほどなくてはならないようです。

 3次元は私たちが暮らす空間。

 4次元は時間軸。

 5次元は4次元で構成される世界が、多層的にパラレルワールドが広がっている世界だそうです。


 この5次元の説明として、「同じRPGゲームやっている人同士でもセーブデータはそれぞれ違うようなもの」と解説されている方がいました。

 またMMOの世界なら別サーバーの世界といった感じでしょうか?


 まぁ何にしろ、証明はできないが、世界は自分が住んでいる以外にも、沢山あるのではないかと言われているのです。


 T大の研究員さんの論文によれば、我々の三次元の世界は、宇宙の外郭にある2次元のパネルで投影したホログラムのようなものかもしれない、とのことです。

 つまり、我々の世界は電脳ゲームの世界と同じく、誰かが作って設定された世界で生きているのではないかということです。


 この論に沿うと、異世界転生先の中世風異世界がゲームっぽいとかじゃなくて、実はリアルこそがもとから電脳世界じゃねーか!? って苦情が来そうですwww


 さらに、この宇宙には測定結果上では、宇宙の始まりより早く生まれた恒星もいます。

 つまり、この我々がいる宇宙の外側からやってきた可能性も高いですよね。


 怪しさいっぱいのこの量子論。

 実は「神学」や「哲学」などの分野まで、昇華されつつあるようです。

 ですが、これらの量子論の利用なしには先端技術製品はありえず、今の便利な生活は遅れないのです。

 つまり量子論は、現在各所で実用化されているのです (´・ω:;.:...


 この世の中が、世界が無数に集まる多層世界である可能性は前回述べました。

 そしてこの世界が個々として、ほぼ無限に存在するのですから、多分あなたが書いているような小説の世界もきっとあるはずなのです。


 さらに言えば、そもそも「我々が住む世界は誰かが作った電脳世界だ」と推論する研究者もいるくらいなのです。

 だから、我々の世界に来た者を「チート能力者にする」なんてわけないですよね (゜∀゜)

 そもそも、その理論なら、我々の社会を管理するサーバーなりコンピューターがあるのかもしれません。


 そこで、面白い考え方をした人がいて、そもそも「重力」や「速度」で時間が遅くなるのは、電脳世界におけるラグじゃないかという話なのです。

 ラグとは、たとえばゲームしていたら、ゲーム機側の処理速度が間に合わず、キャラの動きがゆっくりになるような現象です。

 ゲームしている人の時間は普通なのに、ゲーム内の時間はゆっくりになりますよね。

 明らかな「浦島効果」の発露です (*´▽`*)


 それはまぁ、我々の世界を作った創造者の犯したバグかもしれませんし、サーバーの容量をケチったからかもしれません (ノ∀`)www


 同じような話として、「宇宙の広がりよりも遅い光が最も速い存在」というのも「光はどこから観測しても速度は同じ」という不思議な現象なのも、設計者様のミスかもしれません。


 ……そもそも、そんなことで何がメリットあるんだ??

 と思ったみなさん。

 すこしふしぎなレベルのスペースオペラを書く人には、宇宙の設定を作りやすくて大歓迎な話ではないでしょうか?


(おわり)




◇◇◇おまけ◇◇◇


 〇極めて小さい存在である量子を確率で表すことについての考え方の一例(自作なので、他の記事で調べることを推奨いたします(笑))


 「2個のサイコロを1回振って出るであろう目の数の和を表してください」

  と言われた場合、(このサイコロに出た二個の目の和を量子一個と考えてください)


  答えはわからないですよね?

 「確率」で表すか、または期待値は7と表すしかないのです。


 ですが、サイコロ二個を100京回ふれば、その答えは確率を離れ7×100京という整数に極めて近づきます。

 そしてもっと信じられない数を振れば、求める数はほぼ振った回数×7とした確固としたものになるのです。


 つまり、サイコロ二個という少ない数なら確率で表すしかなかったモノが、ものすごい集まれば求める数がほぼ整数になりましたよね?

 よって、確率で表す極めて小さい量子もすごい集まれば、固体や液体として目に見える確固としたものになるというような雰囲気の例えなのです。


 説明下手ですいません。

 わずかな雰囲気でも伝われば幸いです。

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