目次
ブックマーク
応援する
1
コメント
シェア
通報
最果ての城の姫
最果ての城の姫
蒼井冴夜
異世界ファンタジーダークファンタジー
2025年01月22日
公開日
2.1万字
完結済
愛は身勝手で残酷なもの
血塗られた愛のダークファンタジー

最果ての城の姫サーガ Episode.00

⭐︎⭐︎⭐︎

世界の終わる処……何処とも知れぬ深い森のさらに奥深く、人知れず聳える「最果ての城」。
そこに住まうは麗しき一人の女。
女は愛する人を待っていた。
何年も何年も。
時が経ち城が忘れ去られて、待つことに飽いた女はこちらから愛する人に逢いにゆくことにした。
だが長い年月の末、女は自分の名前も愛する男の名前も忘れてしまった。
女はただひとりの従者たる黒い騎士を引き連れ城を出発する。

「姫の愛する人の名は?」
「知らぬ」
「……御意。では参りましょう。私が姫をお守り致します」

⭐︎⭐︎⭐︎

最果ての城の姫サーガ
→Episode01 「虐殺の愛を、きみへ。」
https://m.neopage.com/book/31756710322666200
→Episode02 「きみ歌うことなかれ、闇の旋律を。きみ語ることなかれ、魔の戦慄を。」https://m.neopage.com/book/31745568722556500

第1話 Prologue

愛は身勝手で残酷なもの


清らかな美しい愛も真なら、歪で顔を背けたくなるほど汚らわしい愛も真


淫らな夢の中で純愛を捧げ

甘美な夢の中で淫靡な喘ぎをもらす


最果ての城に棲まう姫に捧げる幻想詩


或いは『淫らな美姫と漆黒の騎士の暗黒詩』

この作品に、最初のコメントを書いてみませんか?