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第3話 うつろ船 江戸時代から始まるうつろ船の遺伝子

日本の伝承話として伝わるもの あるいは御伽話

人魚の肉を食べて不老となった比丘尼 月から来たかぐや姫 

天女が羽衣を隠されてひと時 男の嫁となり取り返して戻った話


それから・・うつろ船


うつろ船 江戸時代に楕円形の継ぎ目のないもの 空を飛びまわったという不思議な船


古い家系である僕の家‥僕の家に伝わるもの


うつろ船が墜ちて、僕の祖先の娘が介抱して 子供をやがて身ごもり 産まれた子供

うつろ船の者は数々の宝を残して去っていったという 豊かに富む事なった僕らの先祖 

今もなお恩恵は続いている


これは秘密の伝承 僕らの家だけの伝承


姉が言う 「ねえ、忘れずに抜かないとね」「姉ちゃんもね」


腕に生えて来る 不思議な毛に鱗のようなもの 

過去からの異形の者から贈られた遺伝子の欠片


時折、うつろ船の幻を戦時中は祖父たちが見かけて

助けられた事もあったようだが‥?はて


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