先日、私はコーヒー豆をかった。
その銘柄は「ブルーマウンテン」。
どうやら、その味と人気から、コーヒー豆の王者と言われているらしい。
だが後で、コーヒーに詳しい人に聞いた話なのだが、ブルーマウンテンという人気の珈琲豆は、実際に存在する量の4倍ほどが日本に流通されているらしい。
つまり単純に考えれば、4つに3つが偽物。
本物の割合は25%という低さだ。
きっと私が買った豆も偽物だろう。
他にも有名な話として、以前に熊本産のアサリが、しばらく生産量の60倍以上が流通していた時があった。
もうこうなると、本物を探す方が難しい。
近隣諸国の製品管理も酷いが、最近の日本の内情も笑えたものではない。
昔は世界に誇った「メイド・イン・ジャパン」。
だが、今や日本の製造業は斜陽となり、立派な貿易赤字国である。
残念ながら、優れた製品を外国から沢山買う立場だ。
新聞の紙面には、GDPが4位に転落したというニュースも踊る。
……いつから、こうなったのだろう?
ちなみに、コーヒーの話に戻るが、良心的な喫茶店は先の事情から、ブルーマウンテンを店で出さないところも多いそうだ。
「なんでもいいから、自分だけ儲けたい!」
こう思う強い気持ちが、日本の地位を下げたのかもしれませんね。