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一日目:生贄投票②

 ◇バリタチ人狼ゲームのルール◇


 ・プレイヤーは十人

 ・『バリタチ』一人、『タチ』八人、『バリネコ』一人

 ・タチの中に一人『狩人』がいる





 ゲームの流れ


 毎日夜十時までに生贄投票→生贄に選ばれたら拘束、それ以外は自室に戻り朝六時まで出てはいけない


 上記の流れをバリタチ、タチのどちらかが勝つまで繰り返す











「あの、生贄投票の期限って『夜十時まで』って言ってましたか?」

「あっ……、どうだろう……?」


 指摘した二階堂と、記憶を掘り起こそうとする宇佐霧。正直僕も、はっきりとはよく覚えていない。しばらく沈黙が流れたのち




「細かいことはよく覚えてねぇけどよ、要は夜十時までに自室に戻ってなきゃいけないんだろ。ってことは、夜十時までに投票しなけりゃいけねぇってことじゃねーのか?」


 ロン毛で髭の男改め『筆川 画郎ふでかわ がろう』が、助け船を出した。


 た、確かに…! とみんな納得したが、ここで新たな疑問が沸いてくる。





「生贄投票って、しなかったらどうなるんだろう……?」

『死ぬよ』

「うわぁああ!!」

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