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バリタチ人狼ゲーム
バリタチ人狼ゲーム
泥人形
BL現代BL
2025年01月09日
公開日
3.3万字
連載中
負ければ凌辱、勝てば百億。

密室に集められた男10人。
彼らは全員がゲイである。

だが、その中に一人だけ危険な『バリタチ』が潜んでいる。
掘られる前にソイツを見つけ出し、処刑せよ。

男たちの負けられない戦いが今、始まる……!



※直接的な性行為の描写はありませんが、物語の進行上
アーッなことがあったと推察されるような場面がでてきます。
男性同士、不同意性行に嫌悪感のある方は読むのをお控えくださいますようお願い申し上げます_(._.)_


表紙イラスト:Picrew寝る子は育つメーカー(鯖缶22様)




※すでにシナリオは、最後まで完成(プロット)させてあります。
筆者が死んだりしない限りエターなる心配はないのでご安心くださいませ。
30万文字を予定しておりますが、場合によってはifルートや過去編を執筆し累計50万文字程度書くかもしれません。

長いお付き合いになると思いますので、あらすじ、下記の注意事項を読んだ上で本編をお読みください。

※本作品は、男性同士の同性愛表現を含みます。苦手な方は回れ右してください。
※CPは固定です。最初のほう読めばわかると思いますが、ヒントは一応筆者プロフィールページに書いてあります。
※本作品は、暴力的、インモラルな表現を含みます。よい子も悪い子も、現実でデスゲームなど絶対に開催しないように!
※本作品は、『デスゲーム』という舞台設定上、死んだり可哀そうな目にあうキャラが出てきます。
※本作品には推理パートが含まれますが、本格推理小説と比べるとガバガバです。ご了承ください。

稚作を少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。

プロローグ①

『みんなの役に立つ人になりなさい』


 これは、おばあちゃんの教えだ。僕は子供の頃は体が弱く、また気も弱かったため、クラスメイト達にいじめられないようにそう言ってくれていたのだろう。


 僕のおばあちゃん。優しくて、温かい。記憶の中の彼女は、いつも静かに微笑んでいた。彼女は畳の部屋で、彼女の定位置である座椅子に座り、僕の頭をそっと撫でながらこうささやく。


『みんなの役に立つ人になりなさい。そうすれば、きっとみんなに優しくされて、大事にして貰えるから』





 うん、わかった。わかったよ、おばあちゃん。あのね、僕ね、おばあちゃんみたいな優しくて賢い、みんなに慕われるような学校の先生になりたいの。


 そう言ったときの、おばあちゃんの顔は、もうよく覚えていない。

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