その後、私達は四人で一部屋に泊まることになった。
他にも部屋はあったのだが大きさがまちまちだったこともあり、みんなでお泊り会なノリで大部屋一部屋に。
食事も依頼達成前とはいえ提供してもらえた。
寝具は人数分用意してもらえたので、各々ですでに横になっている。
冒険中なのでちゃんとしたパジャマのようなものではないものの、それぞれ軽装だ。
フランツは袖なしのシャツに長ズボンだった。
シャツから覗く腕は筋肉質で、それでいて脇はまだ毛も生えていないショタ感満載でGOOD!
普段は日焼けした健康的な肌なのだが、服で隠れている肩辺りは色も白く、そのギャップも良かった。
レイも普段のローブ姿とは違い、半袖シャツに半ズボンとラフな格好。
腕も脚も白くて細くてきれいな感じ。
ちょっと華奢すぎるくらいではあるものの、冒険者をしているだけあって不健康な感じはしない。
口は悪いが黙っていれば非常に美少年である。
リカードも半袖シャツに半ズボンとラフな格好。
普段の半ズボンとブーツ姿も可愛いのだが、少年の裸足好きとしては膝下のくるぶしや裸足が堪能できるのは非常に嬉しいところである。
また、リカードは元々肌が褐色なタイプらしく、ブーツを脱いだ脚が小麦色なのもフランツとは逆の魅力があった。
「にーちゃん、一緒に寝よっ」
「……んー。まあ、良いけれど」
思わずショタの寝巻きウォッチングをしていると、リカードが声をかけてくる。
ショタと添い寝とか天にも昇る心地なのだが、努めて冷静に返事をする。
だが、添い寝はさすがに倫理観との戦いに負けそうだ。
私の内心の葛藤を無視して、リカードはしっかり抱きついてくる。
なんかショタの良い匂いがするような気がする。
「にーちゃん、ぎゅーってして」
抱きつきながら上目遣いにお願いしてくる様はベリーキュートである。
甘えん坊なワンコという感じもするが、むしろそれがいい。
リクエストに答え、リカードを抱きしめる。
まだまだ小柄でお子様な身体ではあるものの、冒険者をしているだけあって程よくついた筋肉は弾力があって良い。
さらにお子様の体温なのでポカポカする。
「頭も撫でてほしいなー」
今日のリカードはやけに甘えん坊である。
いや、いつも甘えん坊なのだが、いつも以上に甘えん坊だった。
耳は別の意味で気持ちよくなってしまうようなので、耳には触れないように髪を撫でてやる。
ショタを抱きしめながら頭を撫でていると、ものすごく庇護欲が湧いてきてしまう。
しばらく撫でていると、穏やかな寝息が聞こえてくる。
頭を撫でられながら眠ってしまったらしい。
寝顔もまた非常にかわいく、閉じたまぶたから生えている長いまつげはキレイだ。
眠っても私に抱きついたままなのも本当に愛らしく、ずっと眺めていたい気分だ。