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第04話 マッサージ大会

 その後、順番に三人の足裏をマッサージしていくことになった。


 とはいえ、さすがに三人同時だと時間もかかるということで、今回はかなり簡略化している。


 リカードとレイは過去の足裏マッサージである程度の特徴もわかっているため、そこを集中してマッサージすることで短時間でも満足の行くものを提供できたと思う。


「にーちゃんのマッサージは最高だよ~。なんだかこのまま寝ちゃいたい気分~」


「ちゃんとオレの疲れやすい場所を把握しているのはさすがだね。いつも気持ちいいけど、今日は特に気持ち良かった」


 ベッドに寝転んでまどろみながら褒めてくれるリカードに、具体的な理由を交えながらめずらしく素直に褒めてくれるレイ。


 二人共満足してくれたようで良かった。私もリカードの水分の多い滑りの良い足裏に、レイの細くて繊細な足裏。


 二人の足裏にすごく満足だった。


 次はフランツである。


 二人に比べるとウォーリアだけあってがっしりしているものの、大人に比べるとまだ小ぶりだった。


 踏ん張ることが多いからかやや硬めではあったものの、少年らしい柔らかさは健在で、今からオイルでしっかりと手入れしておきたいところだ。


 マッサージオイルは植物由来のものが多いし、この世界にも似たようなものはありそうな気がする。


「んっ……すごく気持ちいい。思っていたより疲れが溜まっていたようですが、タカヒロさんの揉みほぐしてくださるたびに、疲れも抜けていくようです。リカードやレイがおねだりする気持ちがわかってしまいました」


 顔を上気させ、少し恥ずかしそうに話すフランツ。


 かなり気持ち良かったのか、いつもより表情が緩んでいるような気もする。


 堅物リーダーを柔らかくさせる自分のマッサージ技術は誇らしい。


「次はタカヒロさんの番ですよ。僕達三人で、しっかりとマッサージさせていただきます」


「おいらもにーちゃんの足、触りたい!」


「オレも、腕くらいならやってあげるよ」


「僕は背中や腰でしょうか」


 かくして、三人のショタから全身をマッサージされることになった。


 色んな意味でとても気持ちいい。


 純粋に足と腰は疲労が溜まっていて気持ち良かったし、腕もレイの細い指で腕を揉みほぐされるのも気持ち良かった。


 気持ち良すぎて色々まずいことになってしまったが、幸いうつ伏せだったので気づかれていない……はず。


「また、みんなでモミモミしようね~」


「そうだな、みんなで疲れを癒やし合うのは良いことだと思う」


「まあ、賛成しておいてあげるよ」


 ショタ達……じゃない、フランツ達は純粋無垢な表情で言い合っていた。


 ショタのかわいい足裏は触りたいし、ショタ達にマッサージされるのも気持ち良いけれど、おじさんは幸せすぎて耐えられないような気がします。

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