その後、順番に三人の足裏をマッサージしていくことになった。
とはいえ、さすがに三人同時だと時間もかかるということで、今回はかなり簡略化している。
リカードとレイは過去の足裏マッサージである程度の特徴もわかっているため、そこを集中してマッサージすることで短時間でも満足の行くものを提供できたと思う。
「にーちゃんのマッサージは最高だよ~。なんだかこのまま寝ちゃいたい気分~」
「ちゃんとオレの疲れやすい場所を把握しているのはさすがだね。いつも気持ちいいけど、今日は特に気持ち良かった」
ベッドに寝転んでまどろみながら褒めてくれるリカードに、具体的な理由を交えながらめずらしく素直に褒めてくれるレイ。
二人共満足してくれたようで良かった。私もリカードの水分の多い滑りの良い足裏に、レイの細くて繊細な足裏。
二人の足裏にすごく満足だった。
次はフランツである。
二人に比べるとウォーリアだけあってがっしりしているものの、大人に比べるとまだ小ぶりだった。
踏ん張ることが多いからかやや硬めではあったものの、少年らしい柔らかさは健在で、今からオイルでしっかりと手入れしておきたいところだ。
マッサージオイルは植物由来のものが多いし、この世界にも似たようなものはありそうな気がする。
「んっ……すごく気持ちいい。思っていたより疲れが溜まっていたようですが、タカヒロさんの揉みほぐしてくださるたびに、疲れも抜けていくようです。リカードやレイがおねだりする気持ちがわかってしまいました」
顔を上気させ、少し恥ずかしそうに話すフランツ。
かなり気持ち良かったのか、いつもより表情が緩んでいるような気もする。
堅物リーダーを柔らかくさせる自分のマッサージ技術は誇らしい。
「次はタカヒロさんの番ですよ。僕達三人で、しっかりとマッサージさせていただきます」
「おいらもにーちゃんの足、触りたい!」
「オレも、腕くらいならやってあげるよ」
「僕は背中や腰でしょうか」
かくして、三人のショタから全身をマッサージされることになった。
色んな意味でとても気持ちいい。
純粋に足と腰は疲労が溜まっていて気持ち良かったし、腕もレイの細い指で腕を揉みほぐされるのも気持ち良かった。
気持ち良すぎて色々まずいことになってしまったが、幸いうつ伏せだったので気づかれていない……はず。
「また、みんなでモミモミしようね~」
「そうだな、みんなで疲れを癒やし合うのは良いことだと思う」
「まあ、賛成しておいてあげるよ」
ショタ達……じゃない、フランツ達は純粋無垢な表情で言い合っていた。
ショタのかわいい足裏は触りたいし、ショタ達にマッサージされるのも気持ち良いけれど、おじさんは幸せすぎて耐えられないような気がします。