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お惚けなこうこうせい4にんでも、ゆるふわなこんとのような毎日をおくったら、しあわせになれますか?
お惚けなこうこうせい4にんでも、ゆるふわなこんとのような毎日をおくったら、しあわせになれますか?
ぴこたんすたー
文芸・その他ショートショート
2024年12月29日
公開日
6.2万字
連載中
こんにちは。みんなのアイドル英子(えいこ)が今日もファンサービスであんなこととか赤裸々にやっちゃいます

ちょっと美伊南(びいな)ちゃん、変な嘘をつかないで下さい!

ええー、昨日一緒にお風呂に入った仲じゃん。
もう胸なんか幼女のようにスラッとしててさ。

美伊南ちゃん、ちょ、ちょっとストップ、もう止めて!

こんな感じで、いつも仲良し高校生による四人の視点と観点で描かれた物語を存分にお楽しみ下さい。

──さあ、朝の8時です。
登校の時間だ。 
四人とも集合~Ψ( ̄∇ ̄)Ψ


……なあ、蛭矢(えびや)。四人による話とか言ってるが、何か俺たち二人忘れ去られてないか?

なら、大瀬(おおせ)、僕たちも二人で腹踊りでもするか?

それ、むさい男二人がやる意味あるのかよ?

ああ、少なくともギャルゲーの世界ではウハウハにモテるぞ!

(……いくらモテなくても、あんなおデブなヤツの考え方にはなりたくないな……)



第1話 初めましてのご挨拶

「あっ、皆さん、初めまして。この物語に登場いたします、英子えいこです。

今回はこの作品をご覧になりまして誠にありがとうございます」 


「さて、この物語はお方さんがX(旧Twitter)で呟いていたダジャレを元にして物語が展開されているらしくて……うーん、スマホの映像からだとカンペが小さくて読みづらいです。それに、ここでは姿が見えませんが、お方さんとは一体誰なんでしょうね?」


 ざわざわ……。


 ……あれれ、何やらヒソヒソと周りから話し声がしますね?

 もしかしたら、あのお方さん? のファンの声かも知れませんね。

 少し話を止めて、耳を傾けてみましょうか……。


「……ちょっとやだ、あの子、スマホ片手に一人で何か呟いてる」

「ママ、あの人一人でブツブツ言って怖いよ。うわーん!」

「駄目よ、見てはいけません!」


 ガガガ、ガーン……。

 ああ、ベントーベン様の運命の曲が、私の頭の中を支配しています。


 どうせ、私は日の丸弁当以下なんだ……。


「あ、あの……」


 そんな落ち込んでいる私に、真っ黒なビジネススーツを着こなした二十代くらいの綺麗な女性が立ちつくしていた。


「はっ、はい!」


 そうだよ、私は一人じゃないんだよ。

 こうやってきちんと手を差しのべてくれる人もいるんだ。


 ファイトだ、私~!


「はい。何でしょう♪」

「……あなた、不幸な顔立ちをしていますので、もし宜しければ私どもの商品をお買い上げになりませんか?」


『──だから、顔は余計じゃい!』


『──しかも化粧品。

綺麗になって彼のハートをゲットかよ!』


****


「──という感じに物語は進んでいくよ。これからヨロシク~♪」

「ああ、美伊南びいなちゃん、私の出番をとらないで下さいー!」

「うん、いいじゃん?

別にあたしら幼馴染みだからいいじゃん♪」


 第1話、おしまい。



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