入門日
小さな木札
渡されて
確認のため
箱の中へと
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寺子屋のある日は、小さな木札を持った寺子たちが朝に集まる。
木札は入門の日に渡されて、木札の端には小さく刻印があり、箱に入れて墨を塗ると判子状に成る。
その木箱をタンッ!と、置くと来なかった寺子の部分は白紙として空く。
仕事を手伝って学ぶ子は、小さな木札を仕事場にも持っていき記録を残す。
寺子たちは、朝に木札を箱の中に入れて、清い水を飲んで席に着く。
今日も皆が揃うと、声を合わせて挨拶をするのでした。