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今に至る

聴き取りと


未来予想を


していくと


橋を渡らず


日々に留まる


=== ----- ===


いつもの朝餉に来客も混ざって食事をする。


嫁はスルスルと事情を聴きだして巻物にメモをして、これを見せれば早いでしょうと言って渡してから「まんずこれを役所で見てもらって相談してから動きましょう。」と言う。


早朝の橋を渡る婿入りへの道を渡らず、祭りにも不参加で今に至るとの由。


客人はもぞもぞしながら巻物を受け取ると「どうも気乗りしないんだが。俺は……。」と言って下を向く。


肩にポンッと手をのせて元気づけてやると客人は「んだば、行くだけ行ってみます。」と歩き出したのでした。



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