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梅と巡る

軒下で


桶に置かれた


梅たちが


水を吸い上げ


微笑みの枝


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花が咲く前に剪定しておいた枝は桶の中に集めて水につけて軒下のきしたに置いておく。


山で梅が次々に咲くと、軒下の枝も思い出したかのように咲いてきて花が笑っているようだ。


姿よく咲いた梅は手近に飾り楽しむこともできる。


梅のつぼみが日に日に大きくなって、花を咲かせる頃には一年を総括して褒め合い祝う。


巡りゆく季節を味わって祝いと感謝を祈って大きく息を吸い込むと、お山もそれに呼応するかのように心地よい風を届けてくれるのでした。

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