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ほんのりと


紅白の色


見え始め


初名草はつなぐさから


染めるお山を


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※ 初名草は最初に咲く梅の花という謂れがあります。


庭園や、お山のあちらこちらに梅の花が咲いていき、日当たりによって咲く順がだいたい決まっている。


お茶の時間に梅羊羹を食べながらぼんやりと過ごして休んだり、「少し横になります。」と言って昼寝したりと梅を楽しみます。


まだ寒いけれど、餅つきをして温まったり、木の姿を見て歩き、忌み枝が残っていたらちょいと声をかけて伐ったりしてお山からの活力を感じる。


剪定した枝は細工によさそうな物を残して残りは枝置き場に運び入れて必要な村人が使う。


梅の咲く時期は気温差が激しいので、それぞれに休んだり動いたりしながら体調を整えていくのでした。

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