支度して
湯ができたなら
かき混ぜて
湯加減をみて
入る風呂釜
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湯の支度は夕方に。
夕食も風呂釜当番になった家で食べるために村人が集う。
食べて少しだけ酒を飲み軽く食べる。
それぞれに日が暮れきる前に帰宅する。
隣の娘さんの母親をみかけたが元気にしているようだ。
夫に先立たれ、娘さんと二人暮らしだったが、一人になって心地が変化したのだろうか。
などと思ったが、話を聞いていくと細工を作り歩いている外から来た若い男と住むようになっていた。
新しい恋で暮らしぶりが変化して子供と別居できたことが恋心を加速させていた。
笑顔で若い男の肩を叩きながら「おめでとう!役場に連絡をする時期を逃すなよ~!」と言うのでした。