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挨拶

こんなにも


多くの人が


奏でてる


豊かな時間


恍惚のとき


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琵琶法師の歌を聴き終えて、お返しに村人が演奏をしていると柔らかな光と風が音を混ぜて空に舞う。


村人が曲を覚えるのは子守をしている時に順繰りに教え合ってのことで、知っている曲には各々が自由に参加していく。


普段から耳馴染みの曲が広場から村に向って流れて広がっていく。


最後には小さな太鼓を六人が一斉に鳴らして場をしめて静寂となった。


感動して誰もが静かな時間を味わいつくし、小鳥が鳴いたのを合図に拍手と少しの蜂蜜酒。


近くまで行き琵琶法師に声をかけて挨拶をした者から家に帰るのでした。

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