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子守

賑やかに


わらべ集まり


草原くさはら


花を集めて


今の香りを


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早朝の滝行を終えると梟が来て手紙を置く。


[ 子守を八人お願いします ]


輪番で今日の子守は我が家だが、八人とは多いなと思っていると乳児が二人混ざっていて母親も楽しげに子供らと一緒にきた。


大人の眼が多いのは助かるが今日からはしばらく姦しくなるだろう。


細工職人が作り置いたでんでん太鼓を鳴らしながら時々楽しげに笑っている。


早々に畑作業を終わらせると草原のほうに出て花を集めて童らに香りを教えることにする。


嫁と母親らに渡す花束も童たちと作る。


この村では同じ色でも香りが違う花がある事や、香りの強すぎる花、好まれる花、触るとかぶれる植物をこうして遊びながら覚えていくのでした。



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