おめでとう
資材が届き
1日で
増築できて
宴はじまる
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資材でサクッと作業場と倉庫と牛小屋と牧草地が増築され
「外に売らずに祝いに連れてきた♡」と
妹からメスの子牛をうけとる。
役場の人も来ていて
あっという間に婚姻届けも
その場で受理された。
「これは伝書
玄関先に栗の木で作られた止まり木にきて。
子牛と梟が家族になった。
栗の木は繁栄をもたらすと言われていて
梟はよき相談相手にもなる。
宴が始まる前は彼女だった人が
嫁になり
その瞬間から山とつながって力が湧いてくるのを感じた。
ひとまわり自分のお腹がはっているのを妹にさとられた嫁が
自分のお腹にも新しい命が宿ったことを告げて、宴はさらに盛り上がりをみせた。
もしも橋を渡らずにいたら
この全ては無かったのかもしれないのか?
ふと、そんなことを思うのでした。
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