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色彩

凛とした


姿のなかに


やわらかさ


あいだの森の


花ひらくかな




--- === --- === ---


ふたりはごく自然に

時のたつのも忘れて

楽しい時間を過ごせていました。


夏に訪れて

秋になり

親から手紙が届き、読んでみると……。


[  帰宅せぬのなら、

そのまま婿入りでよし。

達者で暮らせ。

明日、資材届ける。

増築せよ! ーーー 父 ]


ふたりは顔を見合わせて笑いだすのでした。

(大人になるって、こんなにも簡単なことだったのだ)と。


変わらない日々が変化して

毎日がリズミカルで

色彩ゆたかに過ぎていくのでした。


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