ネフ「いやなに。しかしすまんな。少し話が長くなってしまったな」
心優「いえ、いいんです。もっともっとお話をお伺いしたいです。この後の夜会はどうだったのですか?」
ネフ「うむ。この後の夜会でとんでもないことが起こってな。
心優「さらりとお母様はそう申されますが、それは本当にとんでもないことですね……。大丈夫だったのですか?」
ネフ「いや、まったく大丈夫ではなかったぞ」
お母様は即座にそうおっしゃいました。
失笑気味でしたが即答だったので、私は本当に大変なことになったのだなと思いました。
私はどうしてそんなことになったのかとても気になりました。
それに、まだお母様のお話をお伺いしても判明しないことがたくさんありました。
まず、お兄様であるカーコスさんが勇者になってしまった経緯が不明でした。
それに学生時代のお母様が今のお母様に変貌した経緯も不明でした。
私はまだまだお母様にお話をお伺いしなければと強く思いました。
心優「もっともっとお母様のお話をお伺いしたいです」
ネフ「うむ。そうじゃな。
心優「はい。かまいません。お母様、ぜひとも宜しくお願い致します」
私はそう言ってお母様のお話の続きを楽しみに待ちました。
心優「あ、すみません。そういえば一点だけ先にお伺いしたいんですが、よろしいでしょうか? ずっと気になってて……」
ネフ「なんじゃ? どれのことじゃ?」
心優「今のお母様の振る舞いやお召のドレスですが、どれも
私がそう言うとお母様は怪訝な顔で眉間に皺を寄せました。
ネフ「なんじゃそれは? そんなことは起こっておらん。おぬしはそういう話しが本当にすきじゃな……」
心優「いえ、漫画やアニメではよくあるので……」
私は「ほほほ」と苦笑いをしました。
お母様は「漫画」や「アニメ」というものが何かよくわからないといった感じでしたが、深くは詮索されませんでした。
そして私は、密かに「絶対にそうに違いない!」と睨んでいたのですが、きっぱりと否定されてちょっと悲しくなりました。
やはり私の推理は当てになりませんね。
身の程をわきまえた私は改めて居住まいを正し、お母様のお話の続きを待ちました。
✿.*.。.:*:.。.ꕤ.。.:*:.。.*.✿
【後書き】
柳アトムです。ここまで私の小説を読んでいただき、本当にありがとうございます。
( ᵕᴗᵕ )ウレシイデス
これにて「第一部・完」となります!!୧(˃◡˂)୨
無事、第一部を最後まで書き進められましたー!!
☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
おかげさまで、ここまで毎日更新することができました。
皆さま、評価や感想、ご指導ご鞭撻、本当に本当にありがとうございました。
私はとんでもない果報者です。
第二部では夜会のシーンから大事件が発生し、ネフェルの結婚、そして戦争の勃発とカーコスが勇者になる理由、さらにはネフェルとスレキアイとの間に最愛の息子マルフィスが誕生するなどを予定しております。
そして第二部で物語を完結できると思います。(おそらく……笑)
そして最後の真相でネフェルが「気遣いができる者を探していた理由」が明らかになる……はずです(苦笑
そこまでちゃんと書き進められるよう頑張ります。
そして、皆様にこれからも「面白い!」と思っていただけるよう頑張ります。
今後とも引き続き、お付き合いいただけますと幸いです。
( ᵕᴗᵕ )
最後に今一度、私の小説を第一部の最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
とても嬉しく、光栄なことであると心より感謝申し上げます。
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