翌朝、目が覚めると、私は魔王様を庇うように抱きかかえて寝ているのに気づきました。
魔王様も私の胸の前で丸まり、すやすやと寝息をたてておられました。
両目は泣きはらして腫れていましたが、表情は穏やかで心地よさそうです。
そのお姿に私は子犬や子猫を慈しむような愛苦しさを覚えました。
───いえ。それ以上の愛おしさがあったかもしれません。
それは不思議な感覚でした。
胸がときめくのと同時に、何事にも立ち向かえる勇気と、いかなる犠牲を払ってでもこの子を守るという決意が膨らむような感じでした。
私は理解しました。
───なるほど。これが「
それは今までに知り得なかった強力な力でした。
私は世のお母様たちがあれほどまでにお強いことにとても納得ができました。
✿.*.。.:*:.。.ꕤ.。.:*:.。.*.✿
【後書き】
柳アトムです。ここまで私の小説を読んでいただき、本当にありがとうございます。
( ᵕᴗᵕ )ウレシイデス
ここまでのお話はどうでしたでしょうか?
(,,•﹏•,,)ドキドキ
魔王様が「魔王になりたくない」と吐露しましたが、それがどういうことなのか、追々明らかにしてまいります。
また、この後は最初に出会った3人の王子たちのお話になります。
一人一人掘り下げていきますので、楽しみにしていただけますと幸いです。
( ᵕᴗᵕ )
この後も皆様に「面白い!」と思っていただけるよう頑張ります。
( *˙ω˙*)و
引き続き宜しくお願い致します~!
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