「し、失礼しました、お母様」
私は鼻血を噴き飛ばした醜態を謝罪しました。
「御身体を好きにしてよいというのは、そ、それはつまり……
「まあ、そういうことであるな」
お母様はなんの
思わず鼻血を噴き飛ばしましたが、しかし私は同姓なので、できればそういうお申し出は異性である殿方にされる方が効果的かと思いました。
おそらくお母様にそのように申し出られて拒絶できる殿方はこの世におられないでしょう。
「あ、あの、お母様。お申し出は大変嬉しいのですが、残念ながら私はそういう百合的な属性は持ち合わせておりませんで……」
「百合の花がどうしたというのだ? そんな花のことなど今はどうでもよい。それよりおぬしは
「……はい? え? 私がお母様となって魔王様のお世話を……?」
「そうじゃ。残念じゃが
「───っ!? そ、そうなんですか? お母様、それは大変ですね……」
「そこでおぬしが