出会いとは、きっかけとは、いつも唐突である。
ずっと近所にあったのに、そのお弁当屋さんを利用した事はずっとなかった。昔懐かしい感じのレトロな感じで、種類も豊富で、ボリュームもある、とにかく素晴らしいお弁当である。
「お弁当が食べたいね」
コンビニやスーパーで売ってる感じのじゃないのをという意味で、私が母に言った。そこから近所でないか調べて、丁度いい場所にある近所のお弁当屋さんへ散歩ついでに行ったのだ。
昔から何度も見てるのに、何故か行ったことはない。どちらかと言えば今はもうない麺類のお店(かつ鍋が美味しかった。私と兄は毎回それを注文)にはよく通ってた――本当に不思議なものである。
おしゃれではない、でもそれが、心地よい。
“オムから弁当”なのだが、オムライスの見た目が可愛らしく中にはチーズたっぷり。からあげが二つ付いてて、そのからあげもほどよい感じの揚げ感味わい。ソースもついてくる。
もう数回食べてます。最近は行ってないけど、また母と散歩がてら行けたらいいなと思います。
家で作るお弁当も店で売っているお弁当も好きです。それぞれに良さがある。物語で言うならば、紙か電子かみたいな感じでしょうか。
どちらも良さがあり、メリットもデメリットもある。それでも紙で読む物語は、クッキー缶のクッキーのような特別感がある。
物語を開くのも特別な体験。手に取って、開く。簡単なようで、普通なようで、それは幸せな体験だなって思うのです。
今こうしてここで綴って、早く届けられるのもまた何物にも代えがたい幸せのカタチだなって思います。
近所のお弁当屋さんもまた、私にとって幸せの体験です。