今更なお題から始まりますが。
《好き》から始まった物語を綴ること。きっかけはやはり物語を読み、自分も――という感覚よりは自然な流れのような気がします。
必然というやつです。個人的には食事、空気を吸うように、身体の中に流れる血液のように。そんな風に思っていて、生きること――《根源》といった感じ。
執筆する人にも色々な背景があります。私にはこれしかない、唯一無二の自己表現だと思ってます。自分を語るには綺麗なことばかりじゃないし、薄暗い過去、現在についても語らなければ、それは不自然で歪。
生きてるうちに綴れることは、すべて綴ってしまいたい。鳥籠の鳥でも、綴れることはある。それは今しかできないことであり今だからこそ、だ。
自分にとってどうしても生きているうちに絶対、完成させたい特別な物語が存在する。自分にそれだけの力が足りずとも……がんばりたい。
誰かひとりでも「これいいな」って思ってもらえれば、それだけでも価値あるのかなとも。それだけではいけないのかもしれないけど、自分にとってはそういうものだ。
それぞれの想いのカタチを綴っていければ。
それぞれの物語を。
何度も挫折しつつ歩み続けてきた方も折れてしまった方も私は――《勇者》だと想います。
すべての創作者様に愛をこめて、この言葉を最後に残させていただきます。