学校時代の記憶は錆びついてしまっている。思い出すら存在しないが、本のある空間の図書室は好きだった。しかし図書室は一番遠い場所にありなおかつ人が嫌いで、通う事すらなかった。教室から出るのも嫌だった。
授業で図書室へ訪れた事があるくらいの記憶。
それでも私にとっては―― 一番好きで、大切な場所だ。
宝箱。楽園。箱庭。永遠。血。鳥籠。青い鳥。
私にとっての図書室は、そんな感じだろうか。
言の葉で語る真実より、他の人が自由に空想してたどり着いた答えが、真実だと思う。それがきっと“わたし”。