ふと思う。もしも言の葉を綴っていなければ、今の私はどこにも存在しないであろうと。ここにもいないし、どこかで腐り果てていたのではないかと。
今も正直霧の中を彷徨いながら自分なりの答えを探している。それが正しい、正しくないかではなく。私は自分らしさが欲しい。自分だけの世界観を。誰かの心の中に咲き続ける物語を綴りたい。
そして居場所が欲しい。
現実では叶えられない夢を、物語の海では叶えられると想うから。
上手く伝えられない自分は、まだまだ半人前の旅人だ。それでもいつか、ここにしか咲かない花を咲かせられたらいいな。