わたしは――…、
「――××が、好きです」
あの日以来、ずっと好きなんです。
二人きりで誓い合い、繰り返し繰り返し確かめてみました。
そばにいるだけで、わたしの全てをくらくらにするほどに好きなんです。
「――××が、忘れられません」
忘れるはずがありません。
いつも、いつでも、いつだって、わたしは憶えています。
たとえ離れ離れになったとしても、忘れることなんてできるはずがありません。
「――××が、恋しくて我慢できません」
一秒でも早く、欲しいんです。
心も体も何もかも全てを奪われてしまうほどの存在感が、愛おしくてたまりません。
時には我慢しなければならないことを恐れ、それがとても哀しくて泣きそうになります。
でも、わたしは――…、
「――××が、好きです」
誓い合った言葉に嘘や偽りはありません。
この想いを叶えるために、ずっとずっと、言葉にして伝え続けることを約束します。
……そう、わたしは、あなたの――
「――匂いが、大好きです」