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第2話 こんな感じ②

 白い部屋に若い人が寝ている。


 息をしているのかしていないのか、仰向けに寝かされているそれは、本当に人間かどうかさえ怪しく感じる。


 外の廊下から覗いている為、尚更彼の生存を確かめる術がなかった。


 その部屋の窓の前に一人の男性が立っている。


 医者か科学者か。


 その男性は無表情で中の人物を見つめていた。


 いや、寧ろ観察しているような雰囲気を漂わせている。


 小さく頷き、その部屋を離れようとして前を向いた時だった。


 突然、目の前の鉄製のドアが大きな音をたてて開く。


 現れたのは、寝かされていた人物と同い年の女の子だった。


 彼女は息も絶え絶えだが、怒気を含んだ瞳はしっかりと彼を捕らえている。


「何故……どうして……?」


 彼女はやっと絞り出した声に怒りの感情をのせて、声を発しない男性に訊ねた。


「あの人は、私の親友だ!

なのに、何故私の器に選んだ?」

「貴方とあの人間の波長等全てが合いました結果です」


“簡単なことですよ”と答えただけで、男性はそれ以上喋らない。


「今すぐ、処置を止め」

「もう遅いですよ」


 男性はそう言って彼女の意見を遮り、その場から立ち去った。


一応お仕舞い😢

(上手く言えないけど、こんな感じ)

令和3(2021)年11月28日19:38~20:11作成




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