治癒術師の非日常の世界では、登場人物全てに魔力特性という物があります。
特性というのは、その人が生まれ持った能力だと思って貰えるとわかりやすいかもしれません。
例えばヒロインのダートの特性は『切断』ですが、ミュカレーも同じ『切断』を持っています。
この場合、その人の魔力特性は、切断の場合物を切ることに特化するけれど、ダートの場合は『空間を切る』方に適しており、ミュカレーの方は『柔らかい物質を切る』事に特化しているという感じで得手不得手が分かれています。
他に分かりやすい部分ですと、カエデさんの魔力特性は『劣化』ですが。
通常の劣化の場合は魔術の威力や性能が劣化する為、魔術に向かないがカエデさんの劣化の場合は、当たった対象自身を劣化させる。(ゲームで言う所のデバフ)
このように同じ特性でも効果が皆違います。
これって使い方次第では格上すら無力化出来るから恐ろしいですよね。
個人的に設定したけど、強いなぁって思う特性はレースさんの固定『液体と固体』ですが、体内の血液の流れを固定して止めてしまったり、例えるなら生命の心臓をその場で固定するなどした場合、前者の場合10~15秒で意識不明になりそこから数分したら脳死、後者の場合は徐々に心臓付近から冷たい水が身体全体に走るような嫌な感覚の後に全身が激しい痛みに襲われて気絶、その後脳死に至る為かなり恐ろしい特性だと思っています。
……主人公の性格的にそんな使い方を戦闘ではしないと思いますが。
これから先も様々な能力を活かした戦い方をするキャラクターが出たりもすると思うので宜しくお願い致します。