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第48話 朝からクイズです

 朝、今日は李仁の休みの日だ。こういう日は、彼は前のように朝の支度をしたくなる。


 湊音は昨日まで続いた雨で体調を崩していたが、ようやく落ち着いてきたようだ。

 そんな彼のために、李仁は朝ごはんを用意する。


 まだパジャマのままで、エプロンをしてスクランブルエッグを作る。レタス、ミニトマトも添え、ベーコンエッグ、トースト、コーンスープも準備する。


 ダイニングに運ぶと、頭をボサボサにした湊音があくびをしながらやってきた。

「おはよ、李仁」

「おはよ、ミナくん」


 背の高い李仁に、湊音は爪先立ちして軽くキスをする。


「あ、つまみ食いしたでしょ?」

 ニコッと湊音が李仁を見上げて言う。軽くキスをしただけで……。

「バレた? ちなみに、何をつまみ食いしたか分かる?」

 李仁がニヤッと笑うと、湊音はうーんと考え込むが……。


「わかんないから、もう一回キスしよ」

「それが目的でしょ?」

「なんだよー、李仁もクイズ出させて、もう一回させようとしたんでしょ?」

「そんなつもりはない……」


 湊音が再び李仁にキスをする。今度は軽くではなく、舌を絡ませ、激しく何度も何度も。李仁もそれに応えてキスをする。お互いに抱きしめ合う。


「味、わかった?」

 長い時間キスをすると、息ができなくて苦しくなる。李仁はキスを引き離し、湊音の顔を見つめた。


「うーん、わかんない……一応さっき、ここに来る前にマウスウォッシュでうがいしたんだけどさ」

「だから、ミナくん、ミントの味がしたんだよ」

「当てられちゃった……」


 2人は見つめ合い、再び抱き合う。


「もっとヒントちょうだい」

「ミナくん、いいわよ。最後……」


 と三度目のキスを交わす。


 つまみ食いしていなかった、が正解だが、そんな風にして2人は朝からラブラブだった。

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