「では諸君。今日はまず、基礎呪文のおさらいをしよう」
ルイーザとアンジェラは何とか始業に間に合い、無事に始まった基礎戦闘術の授業。教壇には先のパーティでも顔を合わせたカルローネ教授。
「火・水・地・風それぞれの基礎呪文。全て答えられる者はいるかな?」
カルローネが小手調べと言わんばかりに問題を出すと、数人の生徒が一斉にその手を挙げる。
「では、アルファート君」
「はい」
カルローネに指名され立ち上がったのは、メガネとお下げそしてクロムグリーンをベースとしたスパーダ寮のスカートが特徴的な女子生徒。
「火属性の”
「パーフェクト。流石だねアルファート君」
カルローネがわざとらしい拍手と賛辞を送るものの、それに対して顔色一つ変えず涼しい表情のまま着席するアルファート。
「この四呪文は攻撃魔法における基礎中の基礎となるものだからね。エクソシスト志望の諸君はもちろんのこと、そうでない諸君にとってもいざという時の護身に役立つから、よーく練習しておくように。・・・・・・さて、眠そうな諸君もちらほらいるようだし、早速実践に移るとしようか。10分後に中庭に集合するように」
カルローネによる大きな一拍が響くと、船を漕いでいた数名の生徒が飛び起きる。
駆け足で一通り話を終えたカルローネは、”
「いいなー”
そんな教授の”
「練習あるのみね。私も一緒に歩いてくから早く行きましょ?」
そんなアンジェラにそう声をかけ、ルイーザは一足先に立ち上がる。
「あ、待ってよルー」
他の生徒たちも二人を追いかけるかのように、続々と中庭へと向かって行った。