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キミと共に逝けるなら
初心なグミ
恋愛現代恋愛
2024年11月29日
公開日
506文字
連載中
ある日主人公は○○の女性と出逢う。その人は寂しがり屋で、主人公と話せたことがとても嬉しかった。特殊な二人が時と共に愛を育むが、特殊な二人に形はなし得ないのだ。そんな、愛してる人に触れることすら出来ない主人公は……

第1話


 キミに贈るコトバは悲しくて

 キミを過るこの手は切なくて


 そんなキミとボクだけど

 ずっと笑って逝けるよね


 だからね……

 キミと共に逝けるのなら

 ボクは何者にもなれるよ



 初めて逢ったあの日のことを覚えてますか?


 初めて逢った時のキミは

 どこか寂しそうに

 暗闇に独り座ってたよね


 ボクが話しかけただけなのにさ

 キミは無邪気にはしゃいじゃって……


 そんなキミの笑顔にボクは

 一目惚れしたんです


 それからずっと同じ時を二人で過ごすけど

 CもBもAですらボクとキミでは出来なくて

 泣いたキミが何度もゴメンねと謝るから


 目に見えるモノだけが在るんじゃないよ

 手に触れるモノだけが在るんじゃないよ


 なんて泣きながら言っちゃった臭いセリフ

 泣きながら「変なの」ってキミが笑うから

 恥ずかしくなってボクまで笑っちゃったよ


 キミが居てくれればそれでボクは救われるから

 その笑顔こそが一番に守りたいボクの宝物です


 だからね……

 キミと共に逝けるなら

 この命だって惜しくないよ



 過ぎ行く時は一瞬で

 死に逝く時も一瞬で


 でも、キミとの時は永遠だから

 堕ちたことに悔いはなくて


 キミと触れ合えるなら

 あの身体なんて要らなくて


 だからね……

 キミと共に逝けるなら

 笑顔で首を吊るせるよ


「愛してる」


 キミと共に逝けるなら

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