【完結済】バクトワン ~その博徒、世界を滅ぼす。~
峰川康人
現代ファンタジー異能バトル
2024年11月28日
公開日
199,190文字
完結
世界を壊したのは一人のギャンブラー?!ーー
人類がたった一人を残して滅亡した世界。
その世界の唯一の生き残り、昏仕儀(くらしぎ)タカカミ。
彼はパチンコやパチスロに日々の糧を突っ込んでいるギャンブル中毒のどうしようもない男。
彼は破滅した世界で人類が滅んだ過程をカセットテープに記録していく日々を送る。
彼はテープに吹き込んだ。
自分が世界を滅ぼしたと。
彼の身に起きていた出来事とは?
そして彼は如何にしてこの世界を滅ぼしたのか?
物語は彼の記憶より綴られる。
――『称えられし二十五の儀式』。私はそれに参加し、そして誓いました。儀式を生き抜いて蒼き星の神になると誓ったのです
彼曰く、唐突に始まった『称えられし二十五の儀式』。
それは神になる者を決める儀式にして戦いであった。
参加する彼は現状を打破する力を求め、命を懸けて戦いに臨んだ。
時には知恵を振り絞り、時にはその命を削りながら。
戦いの中で明かされていくタカカミの過去。そこで彼は人間の醜さを知った。
やがて彼は戦いの果てで現実を突き付けられる。さらにその先で起きた一つの出来事が人類破滅のトリガーとなる。
貴方が全てを知りたくば、彼の声に耳を傾けるしかない。悪人である彼の声に。その叫びに……嘆きに。
無数の正義の刃にただ一人立ち向かい、現在を壊すことを選んだ『悪人』の異能力バトル物語、開幕。
※この作品はフィクションです。作中で描写される人物、出来事、土地と、その名前は架空のものであり、土地、名前、人物、または過去の人物、商品、法人とのいかなる類似あるいは一致も、全くの偶然であり意図しないものです。
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※小説家になろう様にも掲載済みです。お好きな媒体でお読みください。
※完結済とありますがなろう様にて全エピソードを先に公開した作品になっております。
残りエピソードも近日中に公開予定です。予めご了承ください。
登場人物紹介
昏仕儀(くらしぎ) タカカミ:
本編主人公。フリーター。
青のロングコートを着こなす青年で儀式開始時、二十六歳。
儀式の担い手に『悪人側』として選ばれ、秘術、妬心愚者(としんぐしゃ)を授けられる。
妬心愚者は他人の秘術をコピーすることが可能。ただし儀式の管理を主とする秘術『絶対審判』のコピーはできない。
趣味はギャンブルと読書。
スズノカ:
『称えられし二十五の儀式』の進行を管理する女性。タカカミ曰く、見た目からして二十代前後。
タカカミの前に突如現れ、悪人側としての参加を依頼した。
秘術は『絶対審判』。儀式の進行管理の為に必要な技能が揃っている。
基本、無表情であまり顔に感情を出さない。