今月、埼玉県K市で16歳の男子高校生が同居する母親を殺害したとして殺人の疑いで逮捕された事件で、さいたま地方検察庁は25日、家庭裁判所に送致した。少年の生活状況などについて家庭裁判所が詳しく調査し、処分が決められる予定である。

　16歳の少年は、今月9日、自宅で同居する母親をナイフで刺し殺害したとして、16日に殺人の疑いで逮捕された。

　これまでの警察の調べに対し、少年は容疑を認めている。また彼の証言通り、自宅マンションの押し入れより凶器が発見され、警察によって押収されている。

　家庭裁判所は25日から来月10日までの2週間、「観護措置」にすることを決めており、今後の生活状況の調査により少年の処遇が決められる。

――週刊弦悠WEB版（2022年2月25日配信版）