「重なるとどうなるって言うよ」
「君が僕のとこに来たとき叔父の夢を見たって言ったねあれは恐らく君の叔父のSOSだ」
「SOS?そんなこと有り得る訳?」
そう不安そうに僕をみつめる
「普通は有り得ないけど思いが通常よりも倍いやそれ以上だとありえるかもしれない」
「かも?」
「そう僕も経験がないんだ、家の書庫に残ってた書物に乗ってたんだ。ただ同時にそれ程の思いだと悪霊が近くによってくるんだ」
「なんで?」
「悪霊はふだんなんともない普通の霊の思いを食べるんだそれも霊だけじゃないけどね」
「ねえその悪霊と怨霊の違いってなんなの?」
「怨霊は悪霊の進化バージョンだとおもってればいいよ」
「そんなゲームじゃあるまいし」
「まあそうだね、怨霊はとりつかれたら間違いなく死ぬ、それも相当に苦しめられて」
「そうなんだ、怨霊ってそんなに恐ろしいんだ、じゃあそんなのがいるとやばいじゃん」
「そうだよでも都会にはさっきも言ったけど結界が張られてるから大丈夫だよ。で話しを戻すけど君の叔父がその怨霊になってる可能性があるんだ」
「そうなの」
そう不安そうな表情を浮かべてこちらを見てくる
「うん、今回の除霊に君を連れて来たのは少しでも二つの理由があってね」
「二つ?」
「そう一つは一つの現実を見てもらうため、もう一つは君の叔父か確かめてもらって一つの可野性を検証する」
「検証ってなに?」
「もし仮に君の叔父が怨霊になっていたとして君のといかけで怨霊から普通霊になるかもしれない」
「そうなんだ」
「怨霊は憎しみのかたまりだから当然とても苦しい状態にあるもし成仏させるならもちろん普通の霊となって成仏させるほうがいいからね」
そう淡々と現状を説明していくと目的地に着いたのでボタンを押してバスを降りる。