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たとえこの身が滅びようとも、僕は決して君を忘れはしない
たとえこの身が滅びようとも、僕は決して君を忘れはしない
🍀みゆき🍀
現実世界現代ドラマ
2024年11月20日
公開日
3.1万字
連載中
【ネオページの説明書】顔文字ストーリー。詳しい説明は、私のネオペプロフを確認してね。(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑
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ネエー、ネオペにコナイ? (*’▽’)ノ (*ฅ́˘ฅ̀*) ワーイ ウレシイ
⇨最初は編集部に勧誘されて喜ぶ。

φ(´・ω・`)カキカキ 
⇨頑張って、ひたすら書く……

(੭ु ›ω‹ )੭ु⁾⁾ ワーイ、ランキング ノッテル
⇨PVではなく「人気数値」というシステムなのですぐに上昇。

(╥﹏╥)ウエーン、コノ システム ダメジャン×
⇨大型作家がランキングを独占。

:;(∩´﹏`∩);: イチオシニモ、ノセテモラエナイ……
⇨それもそのはず、ほぼ契約作家しか掲載されない。

(。•́︿ •̀。)  ナニ コノサイト?
⇨そう……一般の作家には、全く収益が入らなかった。

(¯―¯٥)  エエー⁉ アマギフ モラウノニ、トウロク、イルノ? メンドクサ‼
⇨ギフトコードを得るには、個人情報の全て。電話番号、住所の入力が必要である。

∑( ◦д⊙)‼  ウワ! タイカイ デキナイノ?
⇨これがこのサイトの仕組み。アマギフを受け取ると、1年間は退会が出来ない。

ԅ(¯﹃¯ԅ) アホクサ、ホウチ、ホウチ!
⇨退会出来ないので、放置状態となる。魅力がなく古巣に戻って行くのであった……。

第1話 騒々しい日常の風景

 ここは都会の一画に建てられた、ビルの中にある某企業のオフィスルーム。部屋にはデスクを向かい合わせた席が所狭しと並べられており、20人もの男女が忙しそうに与えられた仕事をこなしていた。


 ――そこに、暇そうな1人の女性が男性の元へ歩み寄る。


「ええー、まだ終わってないの? もういいじゃん、夏樹なつきっち。早く休憩いこーよ。ねぇ、いこーよ」

「スミレ先輩。お誘いはありがたいですけど、僕はまだ仕事が終わっていません。なので、もたれ掛かけられると困ります」


 甘えた声で夏樹に寄り添うスミレ。彼女は美しい容姿と豊満な胸を武器に、男なら誰でもコロっと騙されそうな雰囲気を醸し出す。しかし、そんな誘惑などに屈しない彼は、手で軽くあしらいながら押し返そうとした。すると、隣の女性が不意に立ち上がり、押し迫るような表情で話し掛ける。


「そうですよ、先輩。青葉あおばさんが困ってるじゃないですか」

「ふーん。――とかいいながら、さては弥生やよいっち、羨ましいんでしょ」


「――そ、そんな事ないですよ!」

「あのぉ……さっきから、どうでもいいですけど。当たってるんで、離れて貰ってもいいですか」


 スミレの接触にも動じず、淡々と冷静に話す夏樹。彼の背中には、遠慮なく押し付けられる豊満な胸の感触が伝わっていた。その光景をチラ見する周囲の男達。羨ましそうにしながらも、彼女に非難の視線を浴びせていた。


「はて? スミレは、夏樹っちの言ってる意味が、良く分かりません」

「なるほど、そうきましたか。でも、いいんですか? 周りの皆が見てますよ」


「いいじゃん別に、私と夏樹っちの深い仲だもん、ね」

「また、そんなこと言って、他の人が聞いたら勘違いするじゃないですか」


 夏樹は、先輩の絡みを慣れた様子で受け流す。そのやり取りを見た男性陣からは、嫉妬の視線が注がれるが彼は気にする様子もない。そんな光景に終止符を打ったのは、先ほどからスミレと対立していた弥生であった。


「――全然よくないですよ! 仮にもここは、仕事をする職場。不謹慎な行為はやめてください。――ていうか、いつまで青葉さんの背中に乗せてるんですか!」

「乗せてる?」


「はぁ……自覚がないとは、重症ですね」

「うーん。さっきから弥生っちは、何をギャーギャー言っているのでしょうか?」


 スミレは首を傾げながら、意味を理解していない素振りをみせた。この態度に、さすがの弥生も苛立ちを覚えたのだろう。先輩を睨みつけ、声と掌に力を込める。


「白々しいですね。何度も言ってるように、その無駄にでかい物をどかしてって言ってるんですよ!」

「ふーん、無駄にねえー」


「ど、どこをジッと見てるんですか!」

「さて、どこだろう。分かんないなら、教えてあげようか? ねえ、弥生っち」


「――はあ⁉ 分かってますよ、そんなことぐらい。どうせ私の胸は……」


 わざとらしく問いかける言葉に、弥生は自らの胸に手を当てながら落胆する。そんな二人の攻防に呆れた夏樹は、ため息を洩らしながら肩を落とす。


「まあまあ、二人共。皆も見ているし、それぐらいにしといたら」

「それもそうね。ていうか、夏樹っちは、私が寄りかかって迷惑だった?」 


「そうですね、強いて言うなら迷惑ではありませんが、勤務中は控えて頂けた方が嬉しいです」

「えっ、迷惑じゃないの? 嬉しいの? じゃあ、仕事が終わったらサービスしてあげようかな?」


 後輩の注意も、スミレには全く届かない。むしろ彼女は、夏樹の言葉に喜びながら体をくねらせていた。その光景に、弥生は更に苛立ちを募らせる。


「申し訳ありません。どうやら僕の言葉に、誤解があったようですね。では、ハッキリ言わしてもらうなら、こういうことは今後一切やめてください。業務中も、プライベートもです」

「ええーそんなこと言って、ホントは好きなくせに。もうー、夏樹っちの照屋さん」


「ああ、じゃあいいです、そういうことにしておいてください。ではこの際なので、僕からもう1つ確認させてもらってもいいですか」

「確認? もしかして、夏樹っちからの告白かしら? だったら、今はフリーで募集中だから大丈夫よ」


 夏樹の言葉を勝手に解釈して喜ぶスミレ。しかし、彼は淡々と質問を続ける。それはまるで、感情の無いロボットのように。


「――なわけないじゃないですか。確認というのはですね、スミレ先輩がいつも僕に言ってる呼び方についてです」

「呼び方?」


「はい。フレンドリーに接してくれるのは嬉しいのですが、スミレ先輩は僕の彼女じゃありませんよね。なので、今の呼ばれ方には少々抵抗があるんです」

「そうなの? だったら、抵抗がないように、彼女にして貰っちゃおうかなぁー」


 再び夏樹に抱きつきながら甘い誘惑をするスミレ。その行動に、弥生が慌てて止めに入る。


「――はぁ⁉ 先輩はまた、何を訳の分からないことを。そんなの駄目に決まってるじゃないですか!」


 スミレは口元へ指先を当て、それとなく想いを伝えた。この抜け駆けが許せなかったのか、弥生はオフィス内に響くような声で言葉を放つ。すると、これに反応する周りの同僚達。何が起きたのかと、一斉に三人の方に顔を向けて凝視する。


 ――が、スミレの悪ふざけだと気付き、何もなかったかのように再び仕事に戻る。


「あれー、弥生っち、突然どうしたの?」

「どうしたのじゃありませんよ。皆に注目されて、恥ずかしいじゃないですか」


「そう? 私は別に、恥ずかしくないけど」

「もうー、先輩はいつもそうやって。――それより、早く離れてください!」


 顔を真っ赤にしながら、弥生はスミレの体を強引に引き離す。そして、何か言いたげな面持ちで、二人は向かい合った…………。


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