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第2話ひだまりの宝物

背伸びしてみていた

宝物はいつの間にか色褪せていた

誰かの好きなものを 手に取ってみたけど

手に馴染まなかった

本音に連絡してみたら 留守電だった

少し、悲しくなった


泣けたら楽になる気がするのに

涙は溢れてくれないの

大丈夫って囁かれたい

なんてね、嘘じゃないけど 全てじゃないの

だから、囁かれなくても大丈夫

歩みます


空を飛ぶ翼なんてないし

偉大な魔法も使えない

でも、みんなそれは一緒で

だから、今のままで幸せになってしまいましょう

かなえてる人がいるからさ

ちっぽけな一歩でも ずっと歩めば遠くへ行ける

そんな当たり前を忘れていたことを思い出したよ

遠くまで 歩いて行きます

ここではないどこかに ひだまりの宝物がある気がするから

きっと それっぽっちでいいんだよね

きっと ここにはなくても遠いどこかに それはきっとあるから

素敵で大好きな そんな場所


残酷を知って傷ついて

でも諦めない

残酷だけしかないのが嘘なのを知ってるから

ここではない どこかに胸を焦がすよ

光はあります

ちっぽけな本音の中に

そんな光で照らして進むだけ

ないなら 生み出せ 行こう だって焦がれるから、ありふれてようが確かな温度をもった僕が。

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