目次
ブックマーク
応援する
いいね!
コメント
シェア
通報

第8話

愛とのデートを終えた俺は緊張感と疲れから解放されてベッドに転がっていた。帰ってからは真紀の質問攻めなどにあったりしたけど、それをちゃんと相手してやった俺のことを誰か褒めてほしい。

まぁそれはいいとして、今日遊んでいた時に一つだけ気になることがあった。


「みっちゃんプリクラ撮ろう」


「えっプリクラ?」


「嫌?」


こんなに甘えた顔で言われた嫌とはいえないじゃん


「いや~~じゃない!撮ろう」


結局最後は愛のお願い事をきいてしまう甘々な彼氏です

その時にふと視界に入ったのが1人の男の子を3人組が囲んでゲームしていた。

はたからみれば仲間でゲームしているようにもみえるけど、様子がおかしく感じて

愛が撮影した写真を編集しているうちに4人組の周りまで歩いてみた。近くまでいくと予想通りその4人組は俺たちと同じ学校の生徒で3人に囲まれていたのは俺と同じクラスの中村敬都という生徒だった。他の3人組もみたことがあるから同じ学年ではあるけど名前までは知らない。まぁ俺が知らないだけで有名な3人組なのかもしれないけど。

それよりも聞こえた会話の方が気になっていた


「おい中村、今日の分の金もってきたか」


「今週の分は先日渡したじゃないか」


「あ~あれはも使っちまった。こいつが最近女できてよ。その女とのホテル代に使っちまったんだ」


「そんなの知らないよ」


「なぁ中村。お前の家金持ちでお前のばあちゃん認知症だけど財布にはいつも金入っているんだろ」


「もうばあちゃんのお金には触りたくない」


「ならお前の金をもってくればいいじゃないか」


「。。。。。」


「次の月曜日にいつもの場所で待っているからな」


「。。。。。。」


なんとも胸糞悪い会話だろうか。

今聞いた話だけでも中村は3人組に金づるとして利用されているんだろ。

俺は中村のお家事情なんかまったく知らないから金持ちだろうがどうかは知らないけど

今時このパターンのいじめが起きているのにも驚きだ。


「みっちゃん終わったよ。ってなんかあったの?」


「いや、大丈夫。それよりどんな風に撮れた?」


「みっちゃん可愛く撮れてたよ」


「可愛く?」


「うん。ほら」


「うん。そ・う・だ・ね」


プリクラなんて初めて撮ったけど、そこにうつっていたのは松岡瑞樹くんではなく松岡瑞樹ちゃんだった。目は大きく唇はプルンプルンでお肌はつるつる。まさに理想の女の子!!みたいなうつりだった。

逆にこれで「盛れた~~~」っている女の子たちはすごいな。

最近はSNSからの出会いもあると聞いたけど、SNSでみせてもらった写真が会ってみたら全くの別人だみたいなことはいくらでもおきるぞこれ!!

女の子たちの闇に少しふれたような気がしたけど、これはいつか男友達ができたときにでも話すことにしよう。



これが今日のデートの終盤の出来事である。

まぁ正直俺には中村のことは友達でもないし関係はないんだけど、ちょっと気になってしまっているんだろうな。多分同じ陰キャ仲間だからかな。

明日からの学校でそれとなく聞けるタイミングがあればきいてみることにしようかな。

この作品に、最初のコメントを書いてみませんか?