どうも、作者の
ネオページでのはじめての連載ということで、少し長めのあどかきを書かせていただきます。
この作品を書いたのはなんとデビュー作「天国までの49日間」が世に出る前......今から15年近く前だったと記憶しています。
当時の私は実はなごみの年齢にも達していなくて......しかも文章修行中といえば聞こえはいいですが、実際はニート。
どちらかというとこの話でいえば寿に近い状態だったのです。
だから内心はかなり焦っていました。同年代の友だちが就職していっぱしの大人になっていくのを見ながら、自分は何をやってるんだろうと。
でもその鬱屈とした気持ちこそ「なんとかしたい!」というエネルギーになって、結果的には小説家としてデビューできたんだと思います。私は退路を断って、追い詰められた状態のほうが力を発揮できるタイプなので。
まあそんな、未熟な状態で書いた話なのですが、今読んでも割と本質を突いているなあ......と思ったので、ネオページさんで公開させて頂くことになりました。
20代の頃って「子どもと大人の違いってなんだろう」「どうしたらちゃんとした大人になれるんだろう」って思ったりするけれど、大人って無理に背伸びしてなれるものでもないんだなあと。
インナーチャイルドなんて言葉もありますが、誰もが心の中に子どもの自分、子どもの頃に傷ついて、そのまま癒されなかった自分を抱えています。
そんな自分を「未熟だった」と切り捨てるのではなく、ちゃんと向き合って、抱きしめてあげることが大事なんだよー、というのを15年前の私は伝えたかったのではないか、と。
最後に、いつも的確な感想をくれてサポートして頂いている編集の阿部様、ありがとうございます。
ネオページではこれからもまだまだ、デビュー前の幻の作品を中心に、どんどんいろいろなテイストの作品を公開しいくので、ぜひよろしくお願いいたします。
それではまた、次の作品でお会いいたしましょう。