めきめきと樹木のように
のびゆく入道雲
くっきり青い空と
かっかと日照る夏の主は
わたしの頭上に
ぱっちり可愛い目と
かっかと火照る小さな頬は
わたしの横に
汗ばむ小さな両掌は
青空に溶けるペットボトルを抱き
小さな喉がこくこくと
おいしいねとよろこんで
くるくるとまわる
きらめく瞳
きゅっとすぼんだのぞき窓に
魅せられて
くるくるとまわす
きらめく水
青空に溶けた陽を
いっぱいに含んで
小さなくちびるが
ダイヤモンドみたいだねって
かがやいて
くるくるとまわして
真夏日の万華鏡
同じ形に
出会えないかもしれないから
新しい形は
溢れるように生まれてくるから
だから
しっかりと
このときを見つめたい