*>>那由花視点
うーーーん!!
いつもより快調です!!元気が
というわけで、翌日。朝起きてリビングに行くとパパとママがいた。
いいよねー!いっつも2人ともいないからそれだけで嬉しい気持ちになる。
「おはよ〜」
私と同じタイミングで起きたのか。ゆきが後ろから声をかけてきた。少しまだ眠そう?
「おはよう!」
「2人ともおはよー」
「おはよう」
『朝食の準備が出来ました』
私たちがリビングで入ったタイミングでちょうど朝食ができたらしく。みんなで朝ごはんを食べる。
パンにイチゴジャム。レタスにハムに目玉焼きは半生で。飲み物はコーヒー。ミルクたっぷり!うん!美味しいね!!
「那由花には帰ってきてすぐですまないが、パパ達は研究所や、他にもいろんな人に挨拶回りをしてこなくてはならなくてね。今日は少し忙しいんだ。その代わり明日は時間を取ろうと思っている」
「ごめんねー」
うーん。なら仕方ないか…
「うん!わかった。たぶん、今日もゆきと一緒にゲームしてるよ!いろいろやることあったと思うし」
「ギルドのこととかね〜」
それに楽しいからね!あと1日くらい、どーてことないよ!!
「それじゃぁパパ達は行ってくる」
「那由花ー!ゆきちゃんと仲良く。悪いことしたらダメよー!」
「うん!」
「花恋さん。この子無自覚で問題起こすんですけど〜。どうしたらいいですか〜?」
「もう問題起こす前提で話してないッ!?」
「大丈夫よー。この子、天然さんだからそのまま放って置いてもいい方にことが進んでるわー」
「なるほど〜!確かに黒龍どうにかなってたもんね〜」
「なるほどー!…じゃないよッ!!」
ゆきも何納得して頷いてるの!?
「行ってくるわねー」
「行ってらっしゃ〜い」
「あッ!行ってらっしゃい!」
*
パパ達が外出した後しばらくして、私たちも2人でRBGにログインする。ゆき。暑いって。
………
……
…
『おかえりなさいませ』
「ただいまー」
『公式より2件メッセージがございます。聞かれますか?』
ログインするといつも通りのメイドさん。よくよく考えるとRBG唯一の来訪者でもないNPC…。そしてそんなメイドさんからお知らせ通知を受け取った。
…うん?またなんかしたっけ?
「うん」
《RBG より皆様へ。ギルドシステム更新のお知らせ。この度プレイヤーのプレイスタイルに合わせて以下の機能を追加。変更致します。
追加
・ギルド同盟システム
・ギルドテリトリーシステム
・ギルドサポートシステム
・ギルド行政システム
・ギルドランクアップシステム
・同盟戦争システム
変更
・ギルド襲撃システムの攻撃判定
・ギルドホームシステムの内訳機能
・ギルド加盟者の確認画面詳細
・ギルド資産共有ボックスの仕様変更
・ギルド作成による区分と、名称の設定
・ギルド加盟者の設定変更機能の追加
・ギルドホームのエリア設定画面
・ギルド加盟者。権限の種類追加
以上です。詳細はヘルプを参照してください》
すごいいっぱい機能追加と変更があったみたい。でも昨日の今日で変わるとは、何か問題でも起きたのかな?
それともうひとつのメッセージは…
《RBG よりナユカ様へ。重大なお知らせがございます。これにはプレイヤーネーム「ユキ」様もご一緒にお知らせ致します。重要かつ、詳細な説明が必要なため、指定頂きました時間に合わせ、こちらから伺います。「ユキ」様とご相談の上指定の場所にお越《こ》しください》
ん?はい?重大なお知らせ?
え?本格的に何かしたっけ?私何も悪いことした覚えないんだけど。あと、ユキも一緒に?どういうこと?
とりあえず、ユキと相談してみないとね。
『ログイン場所はどう致しますか?』
「前回のログアウト場所で」
『かしこましました。行ってらっしゃいませ』
………
……
…
*
「ユキー!」
「ナユカ〜。メッセージは見た?」
「うん…。あれなに」
「う〜ん。まだ秘密かな〜」
あれ?私は全く予想ついてないのにユキはなんか知ってるご様子?
「ユキは呼ばれた内容知ってるの?」
「たぶん、予想とあってるよ〜。それに私には前からずっと言われてたからね〜」
「へー」
「で〜?いつ頃行く〜?午前中は招集かけてるからね〜」
招集?なんのこと?「リリース」のみんなで集まることかな?
「お昼ご飯食べてからでいいんじゃない?ユキも予定とかない?」
「今日も暇だから大丈夫だよ〜」
「ならそれで」
こうして、私とユキの予定が決まる。まあまずはみんなのところに行かないとね。フレンド
博物館にログインした私たちはそのまま、ミカちゃんとビュアさんにメールを飛ばし、合流するために歩き出した。その途中、少しユキがギルドの設定画面を見て
私は全くわからなかったので、ユキが見てる画面を見てもさっぱりなんだけど。
あ、でも悩む顔も可愛いよ!
「これは…。なおさら招集してよかったかも〜。私たち以外にも他のプレイヤーが似たようなことを試みてたみたいだね〜」
うん?やっぱりユキの言ってることはよくわからなかった。