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つづく
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 滅びゆく地球を捨ててノアの箱舟のように新天地を目指す、純SF小説です。世界観設定が見事で、スッと作中に入ることができました。

 終わった話として作中で語られていますが、地球が滅ぶと分かってから人類という種を残すために必死で研究に取り組む様が印象的でした。正に人類種を残すための生存競争ともいえ、余裕というものが全くなく厳しい環境です。

 そんな生存競争を経験し箱舟への搭乗権を得た第一の主人公は、厳しい勉学に今も苦しんでいます。蹴落とした他者のためにも、自身が学んできた意味を持たせるためにも、強迫観念を持ちながら箱舟での移住を成功させようと働きます。この辺の塩梅が素晴らしかったです。

 それから、0.3%未満の悪魔という何とも不穏なキーワードも好きです。悪魔が一体何なのか、本当に移住することができるのか、非常に楽しみです。

 web小説では中々見ないジャンルですので、もし興味がありましたらぜひご覧ください。
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≪第一章まで≫

緻密な設定、キャラクターの心理描写、そして哲学的テーマが見事に融合したSF作品でした。
「0.3%の誤差」という小さなきっかけが、人類の未来や個人の使命を問い直す大きな物語へと発展していく様は圧巻。
緊張感と感動を巧みに織り交ぜた物語の展開は、読後に深い余韻を残します。
第二章はこれからですが、今後のストーリー展開が非常に楽しみですね。

私自身はSF作品にあまり触れていなかったためか「なんちゃって」のものが多かったのですが、ラディ氏が持たれているであろう科学的考証とリアルな描写は本格SFと言えるものだと感じて参考になりました。

最後に第一章の締めくくりとして、「Why are you here?」に対するビリィの答え「for people in the society」という言葉は人類全体に対する希望と使命は読者に対するメッセージとして響きました。
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惑星間移民用の巨大宇宙船という閉鎖空間で起こるトラブル解決というコンセプトが面白かったです。SF的な背景で、技術的に問題を解決していくプロセスが面白いなと思いました。登場人物が優秀な人しかいないために、わからない事にすぐに解決法を見出していてテンポが良く、けれどAIに全て任せるよりも柔軟な動きができる、という描写が好きです。
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