「暇!!!!!!!!」
何もないが、空間自体が神聖な雰囲気を醸し出す場所で、1人の少年が叫んだ
「じゃあ下界でVTuberでもやってみたら?」
そばに控えていたまさに「美」の化身とも言える美女こと、美の女神アフロディーテが言う
「よしやってくるわ」
「え、ちょっと冗談だったんだけど」
「決めたら即行動、それが僕の座右の銘だから。それじゃ!」
「ちょっ!仕事放り出してサボらないデェえええええ!!!」
美の女神がもはや憤怒の大罪を背負ったルシファーのような顔をして叫び捕まえようとするが自身をも創造した神、ゼウスには敵わずに少年姿のゼウスは一瞬で姿を消した
「ああああああああああああああ!仕事量がまた増えたああああああ。有給取りたいのにとる暇もないヨォおおおおおおお!クソがぁああああ」
そこには、退勤寸前でパワハラモラハラ上等クソ上司に無理難題を今日中に片付けろと理不尽を言われた一般社員のような心情を叫ぶ、美の女神(笑)がいた
「はぁ、もういいや。有給取ることなんて諦めてさっさと仕事終わらせよ。創造神様め、次帰ってきた時ぶん殴ってやる」
そこには、次の日彼女とのデートなのに無理やりシフトを入れられたバイトリーダーのような哀愁を漂わせ、トボトボと歩いて帰る社畜(美の女神(笑))がいた
そうして、創造神ゼウスは現世を降り立ち、VTuberとして活動を始めるのであった