目次
ブックマーク
応援する
いいね!
コメント
シェア
通報

第84話 俺らしく

「えっとまず、なんて声を掛ければいいかな? 『ちょっと今、時間いいですか?』とかかな? うわ~これだと完全にナンパじゃん」


 待ち合わせなんてしていない。

 それなのに、どうしてだろう。逢える気がするんだ。


「そんで言うこと。昨日まで考えてたやつ、今の内にもう一回まとめとかなきゃな。ええっと、『友達になってください。良かったらお付き合い前提で!』……って、さすがに急すぎか。いやいや、でもでも大雅みたいに自分の気持ちに素直になりたいし。んと、それからあと……『きっと好きになってもらえると思うんで』『必ず幸せにします』『今日も可愛いですね!』。うわあああ、どうかな~?」


 君は、いつだって温かく見守っていてくれた。

 俺が笑えば、嬉しそうにして。

 どんな格好の悪い俺でも、ずっと傍で受け入れてくれた。


 感謝の気持ちと一緒に、君への想いを伝えたい。

 今度は、もっと俺らしく。

                       fin.

この作品に、最初のコメントを書いてみませんか?