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【詩】勇気を出して 伝えることを
心地よい夢から
現実に戻される瞬間
何ともいえない
喪失感に苛まれる
何かを忘れてきてしまったような感覚
時とともに消えていく温もりと匂い
取り戻したくて
また眠りについても
同じ温もりと匂いには
たどり着けはしない
何度となく繰り返す
深淵の闇を一人のぞき込むような
そんな寂しい情景
けれど
眠りに促されるままに
ほの暗い闇に身を預け
まだかと光を待つ
母体に揺られるかの如く
心地よい歌声に誘われ
身体を丸め眠りにつく
まどろみの中で
何度も誓った
勇気を出して
伝えることを