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第7話 異常な一日の終わり

 いやーご飯の後のお風呂はさっぱりリフレッシュだな。人が居ると早く入れちゃうよね。あっ、ドラゴンにお風呂の習慣とかあるのだろうか。あるわけないよな。なら、シュウに教えてあげないとなあ。


「お風呂入る?男用のシャンプーもあるし入りなー」

「水浴びか」

「違う。これはこうして……その姿のままで大人しく入って。」

 といったものの、彼いわく冷たい水が好きらしい。まあ誰かが泊まりに来るといつもタンクギリギリで冷水が出ることがあるしそれはそれで困らないだろう。



 そういうえば服着回しになるな。どこで買ったかはしらないが、なにか買ってあげないと。無地だしユニトラ行けばいっか、いや男性のようの服屋でかっこいいのを店員さんに選んで貰うのもいい。


 ついでにタオルを置いてあげたけど使うか怪しいな。水浸しで来ると困るから言わないとな。

「終わったら、タオルで身体拭くこと。いい?白いヤツね。」

「なんだ?」

 開けようとした扉を反射的に閉める。ドラゴンといえども外見は男の人だ。恥ずかしい。ドラゴンだから翼とかあるのかなあと考えかけたが止めた。



 影は見えるし、これ!と言ったら分かったとは聞こえてきた。


 あーそうだ。パジャマも買わないとなあ。明日にでも買いにいくか。色々買うならあそこのデパートみたいな場所しかないだろう。でも、あのスーパーマーケットであの騒ぎだ。デパートで面を見せるのは心配だけど、もう考えるだけ無駄だろう。何とかなる何とかなる。


「はい座って。髪を乾かすから……あれ」

なんかもう乾いてない? ちゃんと洗ったのかな。


「俺は乾燥しやすいからな。身体を振ったらすぐだ」

なるほど。もうドラゴンだからといえば、なんでもいける気がしてきた。



「じゃあもうやることないかな。よし、寝るぞ」

 私は自分のベッドの下に布団を引き、そこで眠らせる事にした。彼も私も伸び伸び寝たいだろう。なんせ私のベットはシングルだからな。


「懐かしい。あの時は、こんなに暖かい部屋じゃなかったからあいつは俺にしがみついて寝てたんだ。」

 そういうと、シュウはあくびをしながら身体を猫のように伸ばしていた。その光景を想像するだけで微笑ましいが、寒そうだな。


「ここで寝ればいいんだな。」

 そういうと丸まり猫のようになった。そうやってドラゴンって寝るんだ。


「おやすみ。」

「あぁ。改めてになるが、俺を受け入れてくれた事に感謝する。変な話を信じてくれてこうやって住まわせてくれるんだ」



「信じるよ。色々と教えてあげるわ。この世界はすっごく楽しいんだから」

「それは楽しみだな」

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