「ニャポニャポ、ニャポニャポ、ニャッポッポ! ――1ニャッポ!」
「に、2ニャッポ!」
「3ニャッポ!」
「4ニャッポ!」
「「「「ニャッポッポ!」」」」
「FOOOOOO!!!! 原点にかえってニャポニャポニャッポしてみたけど、やっぱこれが一番しっくりくるね! ガン〇ムも初代が一番面白いもんね!」
それは人によると思うから、あんま火種になりそうなこと言わないでッ!
「フッ、久しぶりだなモルモットの諸君。喜びたまえ、この私が、異世界への出張から帰ってきたぞ」
「「「っ!?!?」」」
異世界への出張……だと……!?
こいつなら本当にしてそうだから、リアクションに困るな……。
しかも何故か今日の変公は、いつものパツパツのセーラー服姿ではなく、バニーガールの格好をしている。
「フッ、私は異世界でバニーガール姿の天才科学者として主人公をサイボーグに改造し、見事サポート役を務めたのさ」
「情報量多いな!?」
その割には一ミリも言ってること理解できないし!
「では早速今日の発明品を紹介しよう」
バニーガール変公は例によってバニーガールおっぷぁいのバニーガール谷間から、四つの錠剤を取り出した。
……くっ、今日こそは絶対に飲むものか!
僕はしっかりと口を閉じた。
「フッ、おっ、あんなところに、メイド服を着た明智光秀が」
「どういう状況!?!?」
敵は秋葉原にありかな!?!?
「隙あり!」
「あっ!」
バニーガール変公はいつものサイドスローで、僕たち四人の口に寸分の狂いなく錠剤を放り込んできた。
僕って、ほんとバカ(迫真)。
「「「んがぐぐ」」」
そういえば、四人が同時に実験台になるのは初めてじゃないかな?(冷静)
いったい今回はどんな作用が……。
「……うっ」
「……ぐっ」
「……あぁ」
「……あぅ」
頭が割れるように痛い――。
身体には特に変化はないようだから、精神に作用するタイプのやつか……?
「フッ、この発明品は『キミノナーハ』という。これで何となく効果は予想できるのではないか?」
「「「――!!」」」
キミノナーハ!?
それってあの、名作アニメ映画の――!?
そう思い至った刹那、僕の意識はプッツリと途絶えた――。
「……ん?」
そして気が付くと、僕は教室で仰向けに寝ていた。
見慣れた天井が目の前に広がっている。
「
まだ若干痛む頭を押さえながら起き上がると、何となく身体の感じがいつもと違う。
特に胸の辺りがとても重い。
――この感覚には覚えがある。
以前『クツガエール改』で女の子にされてしまった時とよく似ている。
ただ、キミノナーハという名前からして、僕が女の子になったというよりは――。
「あ、あれ!? 何で私がここに!?」
目の前にいる
「俺!? どういうことだこれは!?」
「勇斗くん!? ひょっとして勇斗くんなの!?」
勇斗と篠崎さんも、お互いを見つめながらあわあわしている。
「フッ、実験は成功だな。これぞキミノナーハの効果――『入れ替わり』だ!」
「「「……」」」
ニャッポリートオオオオオオオ!!!!!(原点回帰)
「わぁ、凄い、男の子の身体ってこんな感じなんだね!」
僕の身体に入ったまーちゃんが、手足を動かしながら、まじまじと自分の身体を見ている。
そっか、僕は女の子の身体になったことはあるけど、まーちゃんは男になったのは初めてだもんね(そりゃあね)。
「おぉ、特に
まーちゃんは自分の
うん、まあ、さもありなん……。
「はぁ~、勇斗くんの身体逞しいね! 凄い凄い!」
勇斗の身体に入った篠崎さんも、自分で作った力こぶを触りながらキャッキャしている。
見た目は勇斗なのに言動は篠崎さんだから、ギャップがエグい。
これはアニメ化した際に、声優さんの腕が試されるぞ(迫真)。
「美穂の身体も可愛いぞ」
対する篠崎さんの身体に入った勇斗も、流石に自分の身体を触ったりはしていないが、妙に満足気だ。
ひょっとしてTS願望があったりするのだろうか……?
「フッ、喜んでもらえたようで何よりだ。では私はこの結果をレポートに纏めてくるからな、感謝するんだぞ」
しねーよッ!!
勝手に人体実験の道具にした挙句、感謝しろだと!?
完全に思考がサイコパスのそれ!
前から言ってるけど、何でこんなやつが教師やってるの?(素)
サイコパスバニーガールは、鼻歌交じりに教室から出ていった。
一生異世界から帰って来なければよかったのにッ!
「フッフーン、それにしても、いつもともくんから私はこんな風に見えてたのかぁ。我ながらなかなか可愛いじゃん」
「ま、まーちゃん!?」
その時だった。
まーちゃんはおもむろに、僕に壁ドンしてきたのだった。
は、はわわわわわわ。
あ、あれ……?
僕の顔って、こんなに凛々しかったっけ?
何だかとてもイケメンに見える……。
ひょっとして身体はまーちゃんのものだから、まーちゃん目線の補正が入ってたりするのかな……?
……くっ、だとしたら、自分で自分の顔にときめいてるなんて、神話のナルキッソスもビックリのナルシストじゃないか。
いかんいかん。
僕の中で新しい扉が開いてしまう前に、自分を律さなきゃ……!
「何で目を逸らすの? ちゃんとこっち向いてよ」
「――!!」
今度はまーちゃんは顎クイで、僕を自分のほうに向かせてきた。
ひゃああああああ!!!
今にもキスしちゃいそうなくらい近いよおおおお!!!!
心臓が自分のものじゃないみたいにドクドクと早鐘を打っている。
もう僕の全てを、まーちゃんに委ねてしまいたい――。
――い、いやいや!!
だからそれはマズいってッ!!
まだ僕高校生なのに、どんだけヤバい性癖開拓しそうになってんの!?
そ、そうだ――!
勇斗と篠崎さんは――!?
あの二人は、今どうなってるんだ――!?
ふと二人のほうに目線を向けると、そこには――。
「勇斗くん……好き」
「ああ、俺もだぞ、美穂」
――!?!?
頬を染めた篠崎さん(身体は勇斗)が、キリッとしたイケ
篠崎さんっていつも、僕がちょっと目を離した隙に勇斗に落とされてるよね!?!?
これは篠崎さんがチョロインなのか、それとも勇斗がイケメンすぎるのか、はたまたその両方なのか……。
何にせよ、絵面的には大男の勇斗が、小柄な篠崎さんに甘えているというものなので、バブみ感がパない……!
「フフフ、あっちはあっちでよろしくやってるみたいだね。――じゃあ、私たちも
「え? いつものところって――きゃっ!?」
例によってまーちゃんにお姫様抱っこされた。
僕って日本一、彼女にお姫様抱っこされてる高校生じゃないかな!?!?
いや、今日は身体が入れ替わってるので、
「さあ着いた」
「――!」
そうして連れてこられたのは、これまた例によって保健室。
もちろん今日も優子はいない。
僕はこの学校を卒業するまでに、優子が保健室にいるところを見ることはできるのだろうか……?
「よいしょっと」
そして慣れた手つきで、ベッドに僕を寝かせるまーちゃん――。
「い、いやいやまーちゃん!? 今日だけはマズいって!? だって僕たち今、身体が入れ替わっちゃってるんだよ!?」
「うん、そんなこと言われなくてもよくわかってるよ」
「っ!?」
そう言うなり、イケ
はわぁ~、か、かっこいい~。
……ハッ! ダ、ダメダメ!
だってこのままだと僕、
「いいだろ? ――もうどうしても我慢できないんだよ。――愛してるよ、
「――!?!?」
えっ!?!?!?
ま、まーちゃん!?
今僕のこと、
あ、ああ……、ああああああああああ……。
あーーーーれーーーーーーーーーーーーー。